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【禁聞】警官の実名告発 刑務所の殺人・臓器販売システム(下)

2015年03月28日

【新唐人2015年03月28日】広東省四会刑務所の警官が実名で副所長の臓器狩りなどの行為を告発したところ、当局はすぐに否定しましたが、その釈明に納得する人はいません。今回も、前回に引き続き、四会刑務所にいたことのある人々に話を伺いました。

 

広東省四会刑務所の警官、劉爍(りゅう しゃく)さんは、刑務所の副所長、羅祖彪(ら そひょう)について、確認できただけでも16人の受刑者を殺し、臓器を奪って高値で売っていたとネット上で告発しました。書き込みによると、腎臓は1つ当たり35万元、心臓は600万元、肝臓は350万元、角膜は1つ当たり14万元です。こうして羅祖彪は、7億6000万元もの暴利を稼いだそうです。

 

貴重な命が、権力をほしいままにする刑務所の副所長によって奪われ、しかもその死因は永遠の謎となり、家族さえ知ることができません。

 

エンジニアの陳小軍(ちん しょうぐん)さんは法輪功をしているという理由で2002年から2007年まで、四会刑務所に入れられていました。陳さんによると、受刑者が最も恐れるのは「失踪」だそうです。

 

珠海格力電器エンジニア 陳小軍さん

「当時 四会刑務所には『失踪』の現象がありました。新疆などの辺鄙な所に移動しただけと、刑務所の職員は言っていましたが、『移動』の対象者は『三無』でした。『三無』とはつまり、家族からの仕送りがなく、面会する家族がおらず、家族から手紙も来ない人です。こういう受刑者は誰からも構われない人で、あるいは逮捕後、偽名を名乗った人です。本人は何も知らずに『移動』させられます」

 

陳さんによれば、「移動」と聞くと、どの受刑者も恐怖におびえたそうです。なぜなら、いったん「移動」したら、ほとんどの場合、二度と戻ってこないからです。

 

珠海格力電器エンジニア 陳小軍さん

「通常 夜の1~2時ごろ、完全武装した警官が名前を呼び上げて、連れていきます。車が下で待っています。受刑者はそそくさと身支度すると連行されます。夜が明けると、その受刑者の物は送り返されるか、あるいは外に捨てられます。このような『移動』は不定期ですが、毎年ありました」

 

また別の受刑者、李建輝(り けんき)さんも驚くべき現象を発見しました。

 

宏達実業有限公司 李建輝さん

「刑務所は病院と協力しています。例えば近くの大きい病院 『佛山市第一人民医院』です。私は四会刑務所に入れられましたが、妻は近くの三水労働収容所に入れられた時、その病院の医者に無理やり検査をされました」

 

法輪功迫害追跡調査国際組織の2014年末の調査報告書によると、佛山(ぶつざん)市第一人民医院の泌尿器外科はかつて、2004年12月28日朝から29日の明け方にかけて、24時間の間に、腎移植を5件、肝移植を2件、行いました。2005年12月29日は7件もの腎移植を行いました。

 

警官の告白によると刑務所は他にも、受刑者を毎日14時間以上奴隷のように働かせて暴利を得ていました。さらに刑期を売買したり、刑務所の幹部が受刑者と結託して薬物を売った際、それが露見すると、他人に罪をかぶせて殺人まで犯したりするなど、信じがたい出来事が列挙されています。

 

これについて、かつて刑務所に務めていた元警官、雷鳳春(らい ほうしゅん)さんは、このような現象は大陸の刑務所では日常茶飯事で、告白の内容はとても現実的で、告発した警官は、事情に詳しい内部の人間であるのが分かると語りました。

 

瀋陽市 康家山刑務所元警官 雷鳳春さん

「刑務所内部には確かに多くの問題があります。刑務所長はほしいままに振る舞います。闇に満ちた世界、その一言につきます」

 

この告発がネットで物議を醸した翌日、つまり3月20日、広東刑務所管理局は書き込みの中にあった、「受刑者を殺して臓器を売る」、「警官が巨額の賄賂を取る」、「違法に受刑者の減刑をする」、「刑務所内で薬物を売買する」などは、すべて虚偽だと否認しました。

 

これについて、大陸のネット民は次のようなコメントを寄せています。「当局が否認すれば我々は何もかも分かる」。「当局が否認すれば、それは真実なのだろう」。「1つか2つだけでも認めれば、逆に信頼度が上がるのに」。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/03/25/a1186834.html (中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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